私は、佐久間から渡されたdiscを水元に開かせた
「じゃあ、読みますよ」そう言って荒木が読み始める。

「私は、この街にきて三年が経とうとしている。最近私の周りの人が、謎の死を遂げていた。ほとんどの人の遺体はなく。お通夜は、できない。だから、警察署には行方不明の名簿が増え始めていた。それがどういう意味を持つのか、私は個人的に調べてみようと思うのだ。この街で何が起こっているのかを…。」

読み始めてすぐに、生谷は震え始める。

きっと、怖いのだろう…北町の秘密を知るのが…
生谷は、耳をふさぐが、荒木はやめずに読み続ける。