「さよなら。」 「…………さよなら」 私たちの ゆく道は 終切符を打ったのでした。 「優架、愛してる。幸せな時間をありがとう。そして、さようなら」 「大希、愛してるよ。なにもかも、全ての思い出をありがとう。さようなら」 あの駅に行くたび 私は 俺は 思いだす。 あの時間を。 私は 俺は 忘れない。 あの幸せな時間を。 ありがとう。 ―end―