ただ君が好きで、



『悪かったって!さぁ!体育館戻ろうぜ?』

「お前は今日もう練習するなよ!!!」



保健医の先生よりも怖い秀介に俺は苦笑いを浮かべて頷いてから体育館に戻った。



―…

「そうか!なら今日明日はランニングとトレーニングをしておけ!良いな?」

『はい!』


田城先生も安心したようにそう言ってくれたから俺はまた素直に頷いた。


試合までまだ少し時間があってほんとに良かったよ、うん。


それからしばらく練習を見ながらトレーニングをして、部活が終わってから秀介と学校を出た。