ー龍ー 愛美が消えて何時間経っただろうか 俺は木の傍に座ったままだ 空は暗くなり始めている 「何だよ、これ・・・・」 俺はもう1度紙を見た 『龍へ 今まで迷惑かけてごめんね それと、ありがとう 龍は初めて最初から私を受け入れてくれた人 凄く、嬉しかった お金は絶対に受け取って、絶対だよ ありがとう、龍 愛美より』 綺麗な字で書かれた手紙 「愛美・・・・」