店の階段を下りると、歌舞伎町ではよくある光景が目に入った。 「可愛いね、君。俺らの店に来るにはまだ早いけど、俺と遊ばない?」 「今、「可愛い」って言った?嬉し〜」 「じゃ、行こっか」 「あ、今から制服とりに行くからダメなの」 「制服?どっかの店の娘?」 「学校の制服」 あの栗色のショートカットは、この前のあの子じゃねぇか? そうだ、零花。 「とりあえず、行こ?」 「だから、あたし怜さんって人探してんの」 あ、やっぱり。