なんて思われていてもいい。 妹だと思われていようが関係ない。 それでもいい。 なんでもいいから傍にいさせてほしい。 今はそんな気持ちがすごく大きくなっていた。 「じ…ん…」 小さく声を絞り出す。 ここにいてと願う。 離れて行かないでと。 一体いつからこんな子供らしくなったんだろう。 あたしはもっと大人な感情を持っていたはずなのに。 「じ…んっ」 小さく呻けば、 「どうした」 聞こえてくる声。 聞きたかった声。