助けて…。 心臓がもたない。 呼吸もできない。 相手は深谷。 ドキドキなんてするはずがないのに、〝男の人〟と接触してると思うだけで爆発しそうだ。 マジ勘弁して…。 左側に感じる体温。 温かいと感じるのは背後の日光のせいか、それとも隣のコイツのせいか。 なんて。 先生に捕まるのも嫌だけど、この状態でいつまでも待つのはあたしの心臓がヤバイ。 マジしんどい。 死ぬかもしんない。 あたしが壁にくっ付いていることから何かを察したのか。 「…悪いな」 深谷がいきなり謝ってきた。 「…え?」