あぁなるほど。


だから今日社長さんが話していて、その息子さんのこの人が一緒に来てたってわけか。



「…な、なるほど」



口を開けたのと同時、ポッキーみたいのを口の中に入れられた。



「…むぐ」



ちょっと待ってってば。


この代金あたしが払うのかよ…?



それだけが心配でならないんだってば。


しかし高価なカフェだけあってサイドメニューも美味しい。



一体何を考えているのか。


急に意地悪っぽい笑みを浮かべると、あたしが最も恐れることを簡単に告げた。




「だからアンタを退学にするのも簡単なわけ」




―――ッ!!!!



そうきた。


そうだった。



なんて言ったって、あたしの学校はこの人たちの手によって成り立っているんだから。