ガチャ、とドアが開く音。 誰が来たかなんて見なくてもわかる。 「相変わらず屋上好きだな、空」 そう言ってオレの隣に寄り掛かるあき。 「あきは相変わらず図書室通い? あ、違うか。間宮さんに会いにか」 そう言ってあきの顔を見るとほんのり赤く頬が染まってきて。 「バカ、ちげーよ」 「なんだ図星か」 そう言って笑うオレに、だからっ!って声を張り上げるあき。 「かわいいね」 なんて言ってみせたら、不機嫌な声であきは言う。 「そんなの言われたって全く嬉しくねぇんだよ」 そんなの知ってるよ。