ツンとした朱音の声。 「ないなら電話切っていいですか?」 少し怒り気味の朱音に、私と雪音先輩はオロオロする。 徐々に険しくなってくる朱音の表情。 空がなんて言ってるのか聞きたいよぉ。 「そんな…そんなこと、敏史に聞いてください!」 少し涙声が入っている怒鳴り声を上げた朱音にびくりと肩を震わせる。 「ていうか敏史に言っといて下さい。そっちがその気なら私だって浮気するからって」 …えっ? 朱音の発言に目を丸くする私と雪音先輩。 今、浮気するって言わなかった?