『う〜〜ん、この辺りだとカラオケかボーリングくらいっきゃないよね〜またファミレスもね〜?』 どうしようかと悩んでいると、 ポツリポツリと雨が降り出してきてしまった。 貴也さんは、すぐにビニール傘を開き、差し出してくれた。 『貴也さん、濡れちゃう……』 『平気、平気、莉奈と二人で入りな。』 ニッコリ笑う。