『でさ、彼女が来たんだよ!あの白いワンピースが似合う彼女が!』 俺の前で延々とペラペラしゃべる貴也。 どうやらバイト先のコが連れてきた女が、ここのところ電車でよく見かけた一目惚れの相手だったらしい。 『白いワンピース?』 俺は、ファミレスのホットコーヒーを啜りながら、仕方なく貴也の話しに付き合うことにした。 『あっ、白いワンピースが似合いそうって俺の妄想ね!』