「あ!ヤバい!遅刻するよ。ちーちゃん!冬稀さん!」

 きっと何かを察してくれただろう

 植月さんは私の手を引いて歩きだした。

 「つーか、冬稀さんマズイでしょ。こんなにゆっくりじゃ。」

 と植月さんは首をこちらへ向け後ろにいる冬稀さん(植月さんがそう呼んでるから)

 に言った。

 「・・・なに?サラリーマン??」

 私が植月さんに聞くと後ろで冬稀さんが笑った。

 「違うよ。俺、風宮の3年。」

 ・・・あーーーーーーーーー。

 ヤバい。。。。

 どうやってごまかす?いや!

 私はそういうごまかしは好かない!

 よって・・・・・・

 と口を開きかけたとき・・・

 「あれでしょ!身長と雰囲気!!。」

 植月さんのフォロー。

 ・・・・・。

 「いや、単純にすべてを見て。」

 ・・・。努力を無駄にしました。ハイ。

 すみません。

 チーン・・・・・・・・・・・・