栗の提案には賛成したいけれど、私だってわざわざ嫌な思いをしてまで肝試しなんてしたくない。 だからお化け役に立候補しようと挙手した。 「私っ、お化け役に立候補する!」 「ダメだろ」 嵐の冷たい横槍に、口を閉じるしかない。 「さっき栗が言っただろう?俺たちがお化け役になれば、意外性がなさすぎるんだよ」 「だって、だって…」 怖いのは嫌で、でも肝試しには強制参加で、お化け役もやったらいけなくて。 じゃあ私はどうすればいいんだ。