「だから嫌」 「……はは。くーちゃん、否定してあげれんでごめんな」 「俺もそれには同感だ」 空也のせいで部費を25%も削減されたり、窓ガラスを割られたり、大変な被害に遭っているのだ。 ちょっと、彼氏とかそういう風には見てあげられないかな。 「ま、その件は無しってことで」 「くーちゃん、かわいそうじゃ…」 明日も明後日も、私は彼に振り回されるんだろう。 …今から考えただけでもうんざりする。