「空也、どうかした?」 空也がわなわなと震えながらテーブルを叩く。 よい子は真似してはいけません。 「くっそぉ樹!お前なぁ、かわ…」 「川?」 「か、かわ…、かわい…」 「川井?」 誰だそれ。 生徒会役員じゃないことは確かだ。 先生にそんな名前の人いたっけ。 あぁ、もしかしたら他の学年の先生かもしれないな。