悪役ヒーロー見参!!



「何よ」

「お、お前、何考えてんだ!いいのかそれで!」

「だって私、そんなにお金持ってないし」


カップルだというだけで2割引きなら、喜んで嘘をつこうじゃないか。

でも空也は顔を真っ赤にして怒ってくる。

そんなに怒ることなくない?


「だってカップルだぞ!?や、俺は別に嫌じゃないっていうか、樹がいいならそれでいいっていうか…」

もごもご言ってる空也は置いといて。


「ではお席ご案内しまぁす」

「あぁ、はい」

「樹ぃぃぃ!!」