そう言って彼が机の上に出してきたのは、空也の小テスト。


「こ、これはひどい…」

「くーちゃん…これはなかとね」


私たちでもびっくりしてしまう。

そこにあったのは、0点や1点の小テストの束。
ちなみに10点満点。

これが生徒会長の小テストだというのだから、世も末だ。

「わかんねぇんだからしょうがねぇだろ!」

「開き直っている場合か!」


そして再び嵐の鉄拳が空也にくだる。

タンコブができないか心配だけど、自業自得だからしょうがない。

「とにかく、空也は特別メニューだ。今から30分以内にこれだけやっておけよ」


机の上にドカンと重たそうな音を立ててプリントが置かれる。

お、恐ろしい…。