「ヤバい、これはヤバい、非常にヤバい。
何がヤバいかってとにかくヤバい」
「ヤバいのはわかったからとりあえず黙りなよ」
「ほんとほんとー」
生徒会執行部の部費を4分の1にして生徒総会は終了し、次に来たのは。
「テストとか滅びればいいじゃねぇかよぉー!!」
「黙れ空也」
悪夢のテスト週間。
生徒総会の後山原先生に連れて行かれた空也は、「次のテストでひとつも赤点を取らない」という約束で、無傷で生還した。
ちなみに言っておくけれど、空也は史上まれにみるバカである。
赤点じゃない教科の方が少ないんじゃなかろうか。