瞬時に私の脳内の電卓がはたらく。

マイナス25%…25%ってことは…。


「4分の1…!?」

「おぉ、そうだ三枝。よくわかったな」

いや、そういう問題じゃなくて。

10%減ってだけでもかなり苦しかったのに、25%減ってどうよ!?


「そりゃまたどうして…」

「千春ちゃーん、つれないこと言うなよー」

山原先生は冷ややかな目で空也を一瞥した後、さらりと言った。


「決まっているだろう。そこのバカのせいだ」

生徒会役員全員のさげすむような視線が、空也に集中する。


こいつの、こいつのせいで私たちは…っ。