空也がちょっとだけ顔の位置をずらして、会場を盗み見た。 「…よし、全員そろったな」 そう言うと、向こう側の幕に向かって何やら親指を立てて指示を出した。 「行くぞ樹ぃ!」 「えぇ?」 この無駄にキラキラした顔。 まさか…。 「パッパカパーン!生徒会長様の登場だー!!」 …おいおいマジかよ。 生徒も先生も呆気に取られて声も出ない。 あ、山原先生の顔がめっさすごいことになってる。 私は知ーらないっと…。