悪役ヒーロー見参!!



「いいか、人生において3分とはとても重要な時間だ。
たとえば、3分あれば何ができる?」

「えー…。顔が洗える」

「カップラーメンができるじゃろ」

「それだ!」


栗の発言に、嵐が大きく反応する。

人差し指で栗を指し、声高々に言い張った。


「カップラーメンだよ。カップラーメンが作れるんだ」

「…それ、そんな重要なことじゃなか」

「いいや重要だ」

何だか堂々巡りな気がしたので、私はステージの準備を手伝いつつ片手間にその話を聞くことにした。