部長はというと、
「いや、わかってくれたんだったらいいんだ」
優しい…爽やか…。
サッカー部の人はみんなこうなのかな。
だとしたら、道理でうちの高校のサッカー部員はリア充率が高いわけだ。
「ほら空也、行くよ。予算の計算やり直さなきゃ」
部長にぺこぺこ頭を下げつつ空也の腕を引っ張ると、彼はまたまた渋い顔。
「…どしたの?」
「あいつに惚れたか?」
あいつって誰だ。
…あぁ、部長のことか。
「なんでそうなるのよ」
「だぁってお前、なんか顔赤いし…」
赤面なんてした覚えないし。
していたとしたら、それは確実に空也のせいだ。


