私のことはイッちゃんって呼ぶし、空也のこともくーちゃんって呼ぶけど、嵐だけはちゃんと名前で呼ぶんだ。 ケーキ屋に行く私たちも尾行していた時も2人で来てたし、肝試しの時だって後から嵐と合流できた栗はとってもうれしそうだった。 「わかるんだよ、女の勘ってやつで」 「すっげぇな、女の勘…」 嵐だってきっと、栗の行動に付き合うからにはまんざらでもないんだろう。 「いいなぁ、カップル」 「だから俺と…っ!!」 「だからそれは保留だってば」