「どういうこと…?」
そう訊ねると、空也が気持ち悪いぐらいのにやけ顔で頭をなでてきた。
やめてください、セクハラで訴えます。
「そっか、樹は知らねぇのか!よーしよし、いい子いい子」
「キモいウザい失せろ変態トラブルメーカー」
「あっはっは、くーちゃん玉砕やなぁ」
そんな私たちを、嵐がキビキビした動作で取りまとめる。
「とにかく!出し物が決まったのなら職員室に書類を持っていくぞ」
「え、ちょっと待って、ほんとにやるの?」
「生徒会長が決めたのならそれに従うしかあるまい」
「そーだそーだぁ!みんな俺様に従えぃ!!」


