さすが栗…もとい山原先生。 あの空也も黙らせたよ。 「そういうわけで、早く出し物を決めるぞ」 「へーいへい、わかりましたよっと」 適当な返事をして、パイプ椅子に社長座りする空也。 それぞれのクラスや部活で出し物をすることになっているので、私たち生徒会執行部も当然出し物を考えなくてはならない。 演劇、模擬店、お化け屋敷など、クラスの数だけ出し物の種類がある。 「で、何する?」 みんなで頭を突き合わせて考えようとしていると、いきなり空也が立ちあがった。