【シリアス】
『Adagio』全225ページ
ピアニストを目指すひねくれた少年利一(リイチ)と、彼の演奏をつまらないと評価する少女奏子(ソウコ)の三ヶ月。
技巧の素晴らしさにこだわり薄っぺらい感情しか込めていない利一の演奏に、普通科の生徒奏子は厳しい批判をする。
「普通科なんて音楽科の苦労を何も知らないくせに、勝手なこと言うな」
「さっすが音楽科。お高くとまってんねぇ」
初めは不協和音ばかりだった二人の間は、互いの音楽への想いを知ることによって埋まっていく。
さぁ始めよう。
二人で一つの、楽しい合奏を。
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今まで苦手としてきたギャルな女の子を書こうとできた話。
シリアスに分類していますが、敢えて分けるなら…という程度です。
後書きの後に番外編を追加しています。


