結永処(新装開店しました)



【シリアス】

『それはたった一瞬の、』全228ページ

幼い頃に母をなくして父と二人で暮らす藍火(アイカ)のもとに、着物姿の少女が訪れる。

「付いてきて下さい、藍火様」

不審に思いながらも彼女に付いていくと、そこは藍火が先ほどまでいた所とはまったく違う世界だった。


夢の都、朱天楼。

そこで出逢ったのは共同生活を送っている沙霧(サギリ)、釧奈(クシナ)、柊(ヒイラギ)。
そして、ここまで彼女を案内してくれた少女、よもぎ。

「貴女様は私たちにとってとても大切な御方ですので」

その言葉の真意は一体何なのか。

そしてここの空がいつでも灰色なのはなぜか。


突き詰めていくとそこには、悲しい事実だけが残っていた。


****

私にしてはとても長い話になったのですが、全然苦にはなりませんでした。

何度も修正してたくさんの方々に読んでいただけた、大切な作品です。