【シリアス】
『それはたった一瞬の、』全228ページ
幼い頃に母をなくして父と二人で暮らす藍火(アイカ)のもとに、着物姿の少女が訪れる。
「付いてきて下さい、藍火様」
不審に思いながらも彼女に付いていくと、そこは藍火が先ほどまでいた所とはまったく違う世界だった。
夢の都、朱天楼。
そこで出逢ったのは共同生活を送っている沙霧(サギリ)、釧奈(クシナ)、柊(ヒイラギ)。
そして、ここまで彼女を案内してくれた少女、よもぎ。
「貴女様は私たちにとってとても大切な御方ですので」
その言葉の真意は一体何なのか。
そしてここの空がいつでも灰色なのはなぜか。
突き詰めていくとそこには、悲しい事実だけが残っていた。
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私にしてはとても長い話になったのですが、全然苦にはなりませんでした。
何度も修正してたくさんの方々に読んでいただけた、大切な作品です。


