依存した小さな画面とボタン
時計の針に縛られ 盾と矛
何が無駄で何が必要か
行き先すら見失いかけた

右手の苦悩と悔しさは
左手が優しく受け止めた
朱色に刻んだ涙の跡
声はすべて飲み込んだ

何度も何度も欲しがった
暖かい春の日差し
あの頃はまだ夢の中で
苦しくて逃げたくて
それでも必死でもがいたのは
君に会うため


不安のぶつけ場所がわからず
目の前の物 左手 大切な人
痛々しい選択ミス

澄んだ美しい声とメロディー
少しだけ楽になれた
制限する習慣も忘れ
夢中になって噛み締めた味

何度も何度も欲しがった
暖かい春の日差し
あの頃はまだ夢の中で
辛くて 逃げたくて
それでも必死でもがいたのは
君に会うため


冷えた指先 凍った心 枯れた瞳
大丈夫 ちゃんと花は咲く
冬は終わり必ず春はくるから


どんなに欲しがっただろう
暖かい春の日差し
あの頃は夢の中だったけど
濡れた瞳 伏せずに
ほら顔上げてごらん

今日はこんなにも暖かい