「秋人君がアドバイスくれたから……」 「え、荻野君がっ!?」 「うん」 「荻野君がアドバイスねぇ……。どうせ『さっさと振れっ!』とか言われたんじゃないの?」 「……そんな感じのことも言われたけど」 よく分かってるね……。 「荻野君らしーな。優那めっちゃ愛されてる」 「愛されてなんてないよ」 そこで私は屋上でも光景を思い出して、そう言い放った。