私も少し経ってから屋上を出た。 葵を図書室で待たせてるのを思い出し、急いで向かった。 図書室に着いて葵を探す。 大きい声は出せないから探し回る。 「あ、居た居た。あお──────」 最後まで葵の名前を呼べなかった。 だって葵が凄く嬉しそうに男の子と話していたから。