「すいません!!!美優が入院してるのは何号室ですか!!!!!!」 「美優…??あ、山崎さんですか、山崎さんは520号室です」 「どうも!!!」 あたしはそう叫び、520号室へと走っていった。 ガラッ!!! 「美優!!!」 「…あ…由梨那ちゃん…美優ね…事故が起きてから…必死にこの手紙を書いてたの…由梨那ちゃん宛てよ…」 美優のお母さんから渡されたのは、カワイイ封筒に包まれた、美優からあたし宛ての手紙だった。 あたしはゆっくりその手紙を開いた。