由梨那side 「うっ…優真ぁ…助けてよぉ…」 あたしは泣きながら優真の名前を叫び続けた。 「優真ぁ…優真ぁ…!!」 … あれから何時間経っただろう… 辺りはもう暗くなり始めてる… 「…ひっく…優真ぁ…優真ぁ」 もう…疲れた… あたしはその場に倒れ込んだ。 「…ゆ…うま…ゆうま…」 「由梨那!!!」 あれ…?優真…? これは幻かなぁ…優真が見える…。