同族嫌悪なB型クン★





「3階だよね?………階段どこ?」

「えっと…あっちー…だと思う」

「……あ、本当だ」


うわ…キツそ……。

私は目の前にある階段を見つめた。


これ毎朝登んないといけないんだ…。


「…なんでエレベーターってないのかなぁ…」

隣で心底だるそうに結莉のつぶやく声が聞こえる。


結莉はかなりの運動ギライなのだ。


私は結莉の手首をつかみ、階段を登りはじめた。


「ほら!はやく行こっ」

「ちょ……あ、引っ張られた方が楽だわ」


結莉はそう言うなり体の力を抜いた。


「っ……!自分で歩けっ!手離すよ!?」

「えー…」

「ほら、後少しだから」

「ぶー…。茜歌って顔もスタイルもいいのに……性格がこれじゃあ」


ぼそっと結莉が言う。


「何か言った?」


私は結莉若干ひきつりながらも笑顔でそう聞いた。


「なーんにも言ってないよー」


結莉は天使のような笑顔でそう答える。


……この笑顔にみんな騙されるんだな…。

私は今まで結莉に言い寄ってきた男子達のなんともいえない結末を思い出した。



あれは可哀想だったなー…。