「ありがとう」 そう、言いました。 「幸せにならなかったら、許さないから! そのときは戦争してやる」 「幸せになるよ」 そう言ったシャインの心はもう、泣いていませんでした。 シャイン様、ありがとう。 あなたのおかげで間違いに気づけたわ。 少ない時間だったけど 愛してた―――― 城から出ていくシャインを、見えなくなるまで見ていました。