新チームによる練習が、始まった。

佐紀達も、皆と一緒に練習できる様になった


佐紀「やっぱ、バスケは、体育館だよね」


友理「せやなぁ、ようやと、まともな
   バスケットが出来るやん。

   もう、外、走らんでええ思ぅたら
   嬉しいわ」


明美が入って来た。


梨沙「あっ、キャプテン、来た来た」


佐紀「よーし、やるぞぉー」


明美は、入り口の所で立ち止まり、


明美「集合!」


皆が集まってくる。


明美「じゃあ、靴、履きかえて、
   校門に集合ね」


麻紀「ちょっと、何で?」


明美「練習前に、外、走ることにしたんだ」


千夏「何で?、もう、いいじゃん」


明美「この前の試合だって、最後、
   走れなかったじゃない。

   だから夏の間は、
   スタミナをつけることにしたんだ」


麻紀「コーチは、何て、言ってるの」


明美「いや、コーチには、訊いてない」


麻紀「じゃあ、良いかどうか、
   わかんないじゃん」


明美「そうだけど……
   スタミナは、大事だよ」


佳奈「いいじゃん、走ろうよ
   キャプテンが、言ってるんだから」