歩美「もう、ハラハラしたよ。
   あれ絶対、2年生に恨まれてるよね」


梨沙「でも、大正解だったじゃん」


歩美「ナツさんの目、見た?
   あれ絶対、“殺す”の目だね」


里香「私も見た。怖かったぁ」


華子「関係ありませんわ」


華子は、涼しい顔。


華子「アケさんは、佐紀たちと一緒に、
   走ってるでしょう。

   ナツさんも、走ってれば、
   もっと出来たと思いますわ」


千奈「サボってるから、
   あんなことになるんじゃん。

   ちょっと、スッキリしたぁ」



皆が、歩道まで来ると、車がスッと止まった


華子「じゅあ、これで」


華子が、車に乗り込もうとすると、


梨沙「ごきげんよう」


華子も、当たり前のように


華子「ごきげんよう」


そう言って、車に乗り込んだ。



車が出て行った後、皆を見た梨沙が、
ドヤ顔になる。


  「ねっ、言ったじゃん?」