部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


ゴールデン・ウィークに入り、
3年生、最後の大会が、始まった。

地区大会は、弥生の活躍で、
危なげなく、優勝した。

華子も、弥生に負けず劣らず、
得点を重ねていた。

しかし、佐紀たち5人は、
観覧席からの応援だった。



会場からの帰り道、


佐紀「やっぱり、弥生さん、カッコいい!
   一つ一つの動きが、違うんだよね」


歩美「また、言ってるよ」


梨沙「だからぁ、佐紀。
   好きな男の子いないの?
   気になる子でもいいからさぁ」


少し、間があいて、


佐紀「そんなの、いないよ」


梨沙「おっ、ちょっと考えたなぁ。
   いるんだ。誰か、いるんだ。

   ねっ、誰?、誰っ?」


佐紀「違うよ。いないんだってば」


華子「私も、聞きたいですわ」


佐紀の顔が赤くなったのを、見逃さなかった
華子が、スッと、佐紀の横に来た。


佐紀「もう、華子まで。
   いいかげんにしてよ」


華子「あら、真面目一筋の、佐紀さん。
   これは、大事件ですもの」


里香「よっ、華子、頑張れー」


佐紀「もう、里香までー。
   からかうの、やめてっ!」


華子は、梨沙を見ながら、


華子「いつも、私がやられてますでしょう。
   こんなこと、滅多にありませんもの」


梨沙は、首をすくめて、頭をかいた。


華子「私の気持ち、少しは、解りました?」


佐紀「わかった、わかった。
   よーく、わかりましたっ。
   だから、これは、ここでオシマイ」


梨沙が、咳払いをして、


梨沙「じゃあ、私が後で、
   佐紀から聞いとくよ。
   佐紀ぃ、覚悟しろよ~」


佐紀「もう、梨沙、やめてよ」


  「ハハハハハ」