部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


祐太の背中を見ながら、華子は、


  「練習が、厳しいからね」


  「祐太、部活してるの?」


  「何言ってるの。男バスじゃない。
   知らなかったの?」


  「男バスなんか、見た事ないし」


  「あなたって、ホント、
   真面目一筋なのね」


佐紀は、ちょっと、ムッとした顔になって、


  「そんなこと、ないよ。

   でも今は、
   バスケと勉強で、手一杯だもん」


  「ホンマ、ウチも、一杯一杯や。

   高校になると、一気に
   難しゅうなったもんなあ」



  「あなたたち、しばらく、
   別メニューみたいね」


  「まあ、仕方ないわなぁ。
   ウチら、必死のバスケだけやもん」


  「どんなこと、するんだろう」


  「まあ、楽やない事は、確かやなあ」


  「でしょうね」


  「ハンドリングなんかだと、
   ええんやけどなぁ」


  「希望的観測は、違った時、
   ショックが大きいわよ」


  「華子は、いいなあ。
   弥生さんと、バスケットが
   出来るんだから」


佐紀は、遠くを見るような眼をした。


  「弥生さん、カッコいいんだもんね」


友理と華子は、顔を見合わせ、
やれやれという顔をした。