3年生が、皆に向かって、最後の挨拶をした


最初に、キャプテンの明美が、


  「2年生のみんな、今まで、ありがとう
   本当に、ありがとう。

   振り返ってみれば、
   私たちのやって来たことは、
   見捨てられても、仕方のない事だった

   それでも2年生は、そんな私達のため
   一生懸命、やってくれた。

   この県大会に連れてきてくれた事は、
   いくら感謝しても、足りない。

   私達は何もしてあげられなかったけど
   これからも、甲陽のため、
   頑張って欲しい」


続いて、麻紀が、


  「みんな、ありがとう。

   こんな私たちに、ついて来てくれて、
   本当に、ありがとう、感謝してる。

   私も、思い出せば、
   部活の雰囲気は、最悪だったと思う。

   なんでもっと、楽しく
   出来なかったかなあ。

   でも、2年生のおかげで、
   最後の1ヶ月は、本当の部活が、
   出来たように思う。

   あれが無かったら、もう2度と、
   バスケをしようとは、
   思わなかったかもしれない

   でも今は、もう少し続けてみようと
   思ってる。

   ありがとう、本当に、ありがとう」