佐紀達も、試合を見ながら、
話は、今日の試合の事になった。
そしてメインは、大活躍の友理。
佐紀が、友理を褒めた。
「今日は、友理、頑張ったね」
「うん、ありがとさん」
歩美も、友理を褒めようと思い、
「あのブロック、ツボだね。
明邦、友理の本当の姿を知らないから
むっちゃ、ビビってたじゃん」
「本当の姿って、何やのん?」
すると華子が、
「フェイクすると、簡単に跳んでくれて
ファウルまでしてくれますのよ」
里香も、追い打ちをかける。
「それに、足元、すぐに抜けるし」
皆も、口々に、
「キチンと付いて行けないから、
いつも、カバーに備えてると、
勘違いされたんじゃない?」
「見た目は、デカいからね」
「見た目だけはね」
友理は、口を尖らせて、
「えー、そこまで言わんでも
ええんちゃう。
まっ、そやけど」
皆は、友理をイジり始めると、
止まらなかった。

