明美は、晴れ晴れとした顔になり、
「今からでも、遅くはないんじゃない?
2年生のくれた、
県大会までの1ヶ月、
気持ちを切り替えて、
頑張ってみようよ」
やはり、3年生の目標は、この大会で勝ち、
県大会へ行く事だったので、
半ば諦めていた明邦戦に勝たせてくれた
2年生に、恩を感じない訳はなかった。
「うん、だなっ。
バスケットというものに
恥じないように、頑張ってみるか」
「よしっ、右に同じく、頑張ろう」
「まっ、まずは明日の試合、頑張ろう」
「うん、2年生に負けないよう、
頑張らなくちゃ」
明美が、嬉しそうに、
「よーし、頑張るぞー」
「オー」
3年生全員が、声を上げた。
大きな声がしたので、
佐紀達が声の方を見ると、3年生だった。
皆、驚いた。
3年生がこうして、全員で声を上げる光景を
初めて見たのだった。
佐紀達は、何があったかわからぬまま、
驚きの目で、3年生を見ていた。
「今からでも、遅くはないんじゃない?
2年生のくれた、
県大会までの1ヶ月、
気持ちを切り替えて、
頑張ってみようよ」
やはり、3年生の目標は、この大会で勝ち、
県大会へ行く事だったので、
半ば諦めていた明邦戦に勝たせてくれた
2年生に、恩を感じない訳はなかった。
「うん、だなっ。
バスケットというものに
恥じないように、頑張ってみるか」
「よしっ、右に同じく、頑張ろう」
「まっ、まずは明日の試合、頑張ろう」
「うん、2年生に負けないよう、
頑張らなくちゃ」
明美が、嬉しそうに、
「よーし、頑張るぞー」
「オー」
3年生全員が、声を上げた。
大きな声がしたので、
佐紀達が声の方を見ると、3年生だった。
皆、驚いた。
3年生がこうして、全員で声を上げる光景を
初めて見たのだった。
佐紀達は、何があったかわからぬまま、
驚きの目で、3年生を見ていた。

