部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


ベンチに帰って来た佐紀は、


  「ユリ、ナイス・ブロック」


すると華子が、


  「ユリ、カット・インして来たら、
   自分のマークは捨てていいから、
   前に、踏み込んで。

   後ろは、カバーするから」


  「うん、わかった」


麻紀も、


  「ユリ、リバウンド、頑張って。
   絶対、取るのよ」


  「はい、わかりました」


  「スクリーン・アウト、絶対ね」


坂井コーチは、指示するのを諦めたのか、
そんな佐紀達を、座って見ていた。


明美が、声を出す。

  「行くよ、甲陽ぉ―」

  「ファイ」


麻紀が、友理の尻をポンとたたき、
ディフェンスに向かった。


明邦は、コーチに指示されたのか、
また中へ、切れ込んできた。

しかし、友理がもの凄い勢いで来ると、
ヒビって止まり、ジャンプ・シュート。

友理の手は交わしたものの、
普段とタイミングが違うため、
シュートが落ちる。

甲陽、全員、スクリーン・アウト。


ベンチで、千奈が、


  「やっぱ、大きいのは、いいなあ~」