部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


やはり、和美の動きは、重かった。

しかし、麻紀と華子の踏ん張りで、
からくも勝つことが出来た。

その分、2人への負担も、大きかった。

また、千夏や和美は日頃のサボり癖が祟り
大きくスタミナを、消耗していた。


試合後、コーチの叱責が飛ぶ。


  「もう、バテてしまったのか?
   まだ1試合、あるんだぞ。

   ナツ、カズ、お前ら、
   全然、動けてないじゃないか。

   お前らがサボると、他のヤツに
   負担がかかるんだぞ」


2人は、神妙な顔つきで、聞いていた。


  「まあ、いい。
   次の試合、勝たなけりゃ
   県には、行けないんだからな。

   次に備えて、休んでおけ」


  「はい。ありがとうございましたぁ」



佐紀は、歩美の所へ行った。


  「大丈夫?」


  「うん。でも、もう走るのは、無理。
   佐紀、ちょっと、肩、貸して」


歩美は、佐紀の肩につかまり、
コーチの所へ行った。


  「コーチ。私はもう、走れません。

   だからベンチには、
   佐紀を入れてください」


歩美の申し出に、佐紀は驚いた。


  「そうだな。仕方ないな。

   よし、佐紀。
   次の試合、ベンチに入れ」


  「はいっ、わかりました」