部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


次の日の朝。

佐紀が登校していると、梨沙が来た。


  「おっはー」


  「あっ、おはよー」


友理も、やって来た。


  「おはようさん。
   サキ、また外、走るんやなあ。

   ウチ、言われんで、よかったわ」


  「ホントは、友理が走った方が、
   よかったじゃん」


  「えー、ウチは十分走ったから、
   もう、ええわ」


  「あれで、十分とは、言えないでしょ」


  「もう、ええやん。
   ウチは、“スタミナは使ぅたら減る”
   説を、信じてるんや」


  「もう、友理ぃ。
   じゃあ、一杯、貯金しとかないとね」


  「うん、それは、わかってるんやけど」


梨沙が、申し訳なさそうに、


  「今から、フォーメーションなんか、
   始まると思うんだけど、佐紀、あっち
   やってたら、わかんないじゃん?」


  「うん。まっ、仕方ないよ。
   どうせ、応援係だし」


  「せやけど、今度は、1年生、
   ぎょうさん、いてるから、
   応援団長、出けるでぇ」


  「うん、頑張る」


  「どうせウチらも、
   試合出られる訳や、ないんやから」


  「だねっ」


3人とも、次第に落ち込んで、
ドヨ~ンとした空気を漂わせ、
校門を入って行った。