部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


県大会は、連れて行ってもらえるのは、
15人だったが、顧問の荒井先生の計らいで
佐紀も、行けるようになった。

しかし、やはり試合は、
観客席からの、一人だけの応援だった。



試合は、1回戦で、いい所なく敗れた。

意識も変わらず、練習も、消化するだけでは
進歩は、望めない。

千夏や和美は、早々と、バテてしまい、
麻紀や華子が奮闘する図式も、
地区大会と同じだった。


佐紀が、下に降りて行くと、
コーチの怒りが、爆発していた。

しかし、言っている事はやはり、
地区大会と同じだった。

佐紀は、これだけ課題がわかっているのに、
なぜ、改めないのだろうと思った。

そうすれば、いいチームになるのに。

そしてそれは、1年生全員が、
そう思ってるだろうな、とも思った。


明美はと見ると、下を向いて唇を噛んでいた

自分の力のなさを、痛感しているのだろうか

しかしそれは、明美の責任ではないと、
佐紀は思った。

強く言えない明美に、
多少の責はあるにしても、
それは、個々の問題である。


そして、その問題は、いつまでも、
放置されたままになっていた。