部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


新人戦、地区大会、2日目。


まずは、ベスト4を賭けての闘いである。

相手は、明邦高校。

明美の話だと、よく走るチームらしい。

“よく走る”と聞いて、佐紀が思ったのは、
千夏が、もつかどうかだった。


スタートは、麻紀、千夏、佳奈、華子、和美

第1クォーターは、互角に戦っていたが、
案の定、2クォーターの後半になって、
千夏の足が、止まった。

和美も、かなり辛そうである。

速攻が、出ない。

和美は、パスアウトをもらう位置に出て、
先走りを、しようとしなかったのだ。

ジリジリと離され、
前半を終わって、10点のビハインド。


後半は、和美に替えて、歩美が出た。

歩美になって、速攻は出始めたが、
千夏が穴になって、得点を決められていた。

それをカバーに行った佳奈には、
ファウルが、かさんでいた。

コーチは、千夏をあきらめ、七海を出すが、
最近試合に出ていない七海は、
皆とリズムが合わず、点差は、開いて行く。

そして、それらの負担は、総て、
麻紀と華子に、かかっていた。

第3クォーターを終わって、
18点のビハインド。


ベンチに帰って来た麻紀が、椅子に、
ドカッと腰を下ろす。