部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


会場で、佐紀達1年生が集まっていると、
そこへ、キャプテンの明美がやって来た。


  「えっと、ゲーム・エントリーは、
   15人なの。
   だから一人、上で応援してもらう
   ことになる。

   コーチとも相談して、………サキ、
   あんた、上へ、行ってくれる?」


  「はい、わかりました」


  「えー、サキ一人やなんて。

   1人くらい増えても、
   ええんじゃないんですか?」


  「うーん、決まってるからね」


  「なら、ウチも行く。
   一人やなんて、可哀そうやわ」


  「大丈夫だよ」


  「どうせウチ、試合に出して
   もらわれへんと思うし」


  「いいって。

   上だろうが、下だろうが、
   どこにいたって、一緒に
   試合してるのは同じなんだから」


  「ええのんかぁ?」


  「うん。上で一緒に、試合するよ」


明美が、すまなさそうに、


  「ゴメンね、サキ」


  「いえ、上で一生懸命、応援します」


  「あ、最初のアップは、
   一緒にしていいから」


  「はい、わかりました」