部活~ウチらバスケ部~高校編     第1部


……………() 新人戦 ()………………

それからの練習は、
麻紀たちのモチベーションが上がったのか、
少し、活気が戻って来た。

特に、コーチが来た時などは、
目の輝きが、違っていた。

佐紀は、やはりみんな、バスケットが
好きなんだなあと思った。



そして、麻紀たちの不満が薄らいだ分、
1年生への風当たりも、和らいできた。

しかし、一度覚えた優越感は、
それが根拠のないモノであっても、
なかなか、消える事が無い。

特に、尊敬されるモノを持っていない者は、
上級生であることに、すがらざるを得ない。

けれど、それは自分に、何もない事を、
証明しているに過ぎなかった。



明美と仲のいい、佳奈や瑞希は、
1年生に優しかった。

恐らく、一年生の時に、冷遇されていたから
気持ちが、わかるのであろう。

麻紀の一派は、少し下火になっとはいえ、
相変わらず、先輩風を吹かせていた。

麻紀は何も言わなかったが、かといって、
止める事も、しなかった。

佐紀達は、2年生が、二つに割れている事を
身を持って、感じていた。



そして、いよいよ、新人戦の日がやって来た