中庭に着けば、柚が男3人に囲まれていた。

「あれ、昨日お前が抱いた女の子の彼氏じゃね?」

しまった…柚にも危害出るのかよ。

助ければ、柚は絆創膏なんかあげてるし。


ほんと…変わらないよな。本当はすっげぇ怖いくせに。


柚は俺にお礼を言い、教室へと向かった。

「陽太、どうする?」

「…別に。あの先輩とベッドで寝る事はもうないし」

「ははっ」

「まぁ…柚に手ぇ出したらぶっ殺すけど?」

「怖っ」

本気で好きなんだ…。